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Tiger I の回転計です。まずは下の写真を見てください。

上の写真の中央に同じ回転計が見えます。当館所蔵の個体は、1943年にチェニジアで英軍に鹵獲されたTiger I、現在英国のボービントンで動態保存されている131が鹵獲されていた時付いていた回転計(と同じもの?)です。現在の131には違うタイプの回転計が付いてますが、これは以前の完全レストアの時(1990~2003)に,元々搭載していたマイバッハHL210エンジンが断面展示の為に切断されていたので代わりに別に展示されていたキングタイガーのマイバッハHL230エンジンが搭載されましたが、これに合わせて回転計も新型に交換されたようです。

回転計のパネルのグリーンの帯の中に”Sparbereich”の文字が見えます。英語だと”Economy area”になり燃費の良い推奨回転範囲を表しているようです。当時のドイツの燃料事情とTigerの燃費の悪さが伝わってきます。初めて意味が分かった時、管理人はニャッとしてしまいましたが。